Jumblesoul

新感染 ファイナル・エクスプレスのJumblesoulのレビュー・感想・評価

3.0
公開時に話題になっていた韓流の感染もの。
ちなみに韓流ゾンビ映画や韓流『ウォーキング・デッド』などと的外れのレビューがあるが、あくまでも一度死んでから蘇って人間を襲うのがゾンビなので、これは違う系統のものだ。
まず、感染後にモンスター化する人々の大袈裟な動きや全体の雰囲気がアニメっぽいと感じたが、監督は本業はアニメ映画の人だった。この作品の前日談はちゃんとアニメで作っているのでそちらもチェックしたい。
大沢たかおにソックリの主演コン・ユは、大袈裟な芝居の好きなこれまでの韓国人俳優と違ってクールで抑えめな演技が実に良かった。若い頃の角田信朗に似た(笑)、妊婦の格闘技系旦那もいいキャラだ。
そして老婆姉妹がどんな伏線になるかと思ったら、これが見事。本作で一番感動したのが、この姉妹の最期のエピソードである。
モンスターの動きがマンガっぽいのはシラけたが、群像劇としてはしっかりとした作りのパニック作品だった。
それにしても、妊婦さんあんなに全速力で走れるものなのかいな?
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