芹沢由紀子

新感染 ファイナル・エクスプレスの芹沢由紀子のレビュー・感想・評価

3.6
フォロワーさんが多く見ていたので、私もチェックしてみました。
非常にバランスが取れた映画で、好きでした。
ゾンビが黄色人種だと、けっこうリアリティーがあり見ごたえ。

韓国は軍事国家だから、パンデミックが起きてもこういう感じで初動で動けば、地方までの蔓延は防げるのかも。

主人公が自己中で、性格悪いのもいい。
つまらないキャラかな?と思っていた同乗者たちも、物語が進むにつれてどんどんその必要性を理解できていくし、どの人物にもドラマがしっかりあってよかった。
野球部は、バットがあるからゾンビに初動対応可能とか結構リアルな設定。
娘が歌う曲が「アロハオエ」なのもなんかいい。

ジェットコースタームービーなので、ピンチや困難の畳みかけはすごいしちょっと長いから疲れるけど、最後は泣いてしまった。
主人公は自己中で性格悪いけど、そのおかげである程度まで生存できるのでいい素質だと思った。
娘に「非常事態では他者への思いやりが命取りになるからやめろ」というのも説得力がありある意味真実。
しかし電話の向こうで自身の母親が死んでいく(?)のを悟るシーンは悲しい。「キングスマン」にも類似のシーンあったような?

このアホみたいな邦題気に入らないみたいな人多いけど、私は好き!
しんかんせん、はもはや世界共通語だし、「プサン行き高速列車」だと絶対観ようと思わなかったし。
芹沢由紀子

芹沢由紀子