ただ観ているだけなのに終始アドレナリンが出る初めての異常体験。
なんだか凄いものを観てしまった。
画の撮り方とかグロさだけに依存しない感染者の描き方とか、
人間の自己中心的加減と自己犠牲のバランスが
比較例がない新鮮な魅せ方でとにかく凄い。
肉体系と頭脳系と
ひ弱なのになぜか大事な局面で力を発揮する系が
自然とタッグを組む面白さもあって、
命に変えてでも守りたい大切なものは
ちゃんと引き継がれていく、
絶対に守る、という
気持ちのいい側面もあって、
人が自己中心的になるのにも
見えない背景だったり想いがあったりするんだよ、
というメッセージもあったりして、
感情の置き所がわからなくなる、本当に異常体験。
ぎりぎりの状態で最後に思い出すのは
信じられないぐらいの幸福な瞬間。
結局感染者に対する薬ができて、
みんな元通りです、ぐらいのことがあっても
がっかりしないぐらい本当に凄い作品。