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エルネストのbluemercenaryのレビュー・感想・評価

エルネスト(2017年製作の映画)
3.2
広島を訪れたキューバの使節団。
当時少佐だったチェ・ゲバラが使節団の代表を務めていた。
平和記念公園、原爆病院を訪れた彼は、核兵器に見舞われた日本がアメリカに対して怒りを示さない事が理解出来なかった。

ボリビアの日系二世のフレディ・前村は医学を学ぶべくキューバにやって来た。
そこでチェ・ゲバラと出会った彼はゲバラに触発され、やがて軍隊に参加し革命戦線を戦う事になる。



実話の映画化なのに物語が全く盛り上がって来なかった。
別に感動が欲しい訳ではない。
だけど物語にメリハリがないし、ターニングポイントになる場面での感情の薄さ、インパクトが弱すぎて、“革命”“闘争”がぼやけてしまった部分は否めないと思う。
あえて記録映画テイストを強くしたいから、エルネスト前村の内面も淡々と描きました。と云われれば仕方ないけれど、どうしても「チェゲバラ」2部作のイメージがあるから違和感は拭えなかった。
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