このレビューはネタバレを含みます
山田洋次監督の現代家族を描いた作品第二段。
前作は熟年離婚で、今作は今話題の老人ドライバーの話かと思ったらどっこい、後半は孤独死の話だった。
前半の橋爪功の免許剥奪をめぐる物語、本人がいないと思い悪口をいい続けたりなどは寅さんそのまま。
渥美清が情景を描くように語るシーンも含め、やはり山田洋次監督は寅さんを今も追い続けているなぁと思った。
ストーリーとしては個人的には物語後半の小林稔侍が出て以降の方が面白かった。
前作より寅さんを思い出すシーンを多く感じてしまいそのちらつきが中々頭から離れなかった。