「地図や絵草紙に憧憬れる少年の心にとって、世界は彼の広やかな野望と変らない。ランプの光の下ではなんと世界が大きいことだ! 思い出の目からみると、なんと世界が小さいことだ!」
ボードレールの「旅」…
seul le cinéma.
映画の孤独、そしてそれを作るゴダールの孤独
––––孤独であるということよりも、映画の独自性に向けられたもの。バザン的なアプローチ。
石像のように可愛いジュリー…
「自分の歴史を描き 自分が誰の後に来たかを知り その関係性で自分の位置が見えてくる(テキストには宇宙のコントロール)」
というゴダールの言葉通り、歴史から知ろうとする姿を、『狩人の夜』『グロムダー…
「2A 映画だけが」まで鑑賞。
目まぐるしさはそれほどなく、詩的な印象。
メモ
・フランスの歴史学に関する本を読む。
・ボードレール「旅」を読む。
北図書館に向かう道すがら、今日も大野池のほと…
ゴダール、あなたという人は言葉を愛しながらもその不完全さを悟り、言語さえも映像にしてしまうのだ。音響と映像の融合、ソニマージュ。クリムトが、ボードレールの旅が、繰り返し繰り返し交錯し、ゆっくりと審美…
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