耽美的な映像の連続をゴダールの自撮りでブチ壊す章。 4章/全8章しか見てないけどもっともデカダンな章なのでは?って予感。ゴダール、青いサンバイザーが似合わなすぎて凝視。悪戯な子!
"美とは戯れそ…
冒頭に、死を遂げたふたりの女性に捧げられる。そして、『フリアにおくる言葉』というパコ・イパニェスの死にゆく男がかつて愛した女性に捧げた歌の歌詞、
「君はもう後戻りできない 人生とは歩きつづけるもの…
“FATALE BEAUTE”。
「決定的な」「死に至る」美。
「映画は自らを投げ出す」。
映画=思考=主体そのものをなげうつ、命がけの美。
女と銃、もしくは性と死。
美はどこに?
「二つの遥けさ…
大いなる遺産、特性のない男。コクトーのエッフェル塔の花嫁花婿
美は至る所にある。私たちの間にある記号たち。デュマの小説の椿姫、サルトルの汚れた手。最も奇妙で不気味なものそれは、この世界の生ける死者が…