最近、流行りのブラックフライデーについて考えていたのだけれどやはりもう人間は人間の力では取り返しのつかないところまで来てしまったのだなぁとやっぱり思うしこの映画の中で生きているダゲール街の人々の日々の営みを観察しながらそんな時代を生きたわけではないのにどこか懐かしさを感じていた。でもあくまでこの映画が映し出すのはひとりひとりの「人」であり、ヴァルダの強い探究心がそんな人々の生活に彩りを、それがたとえ「灰色の沈黙」に満ちていたとしても、それなりの色を与えていた。素朴に馴れ初めを語るのって素敵だよなぁ。オープニングのスタッフロールかわいすぎて泣きそうになった