23もの人格を持つ多重人格者。
シャマラン監督がネタとして扱うのに、いかにも好みそうな臭いのする設定ですね。
3人の女の子がさらっと拉致られるシーンから始まるんですけど、誘拐の方法がスムーズかつナチュラルすぎてゾクゾク。
そこから各人格者との対話、精神科医のカウンセリングを通して目的や正体が徐々に明らかになっていくんですけど、女の子たちの監禁からの脱出劇がメインではなく、23+1人(実質4~5人)の人物紹介だったのかなと。
オチとしては、予告編で監督ご本人がネタバレしないでね~とか言ってましたが、いつものシャマランどんでん返しという意味ではなかったようです。
自分の場合、件の作品が未見だったのもあって、衝撃よりちょっぴりポカン状態だったというのもありますが、その仕掛けがなく単発作品として捉えてもちょっと消化不良。
どちらかというと難解な部類の作品でしたかね。