「シャマランファンに捧ぐ、笑撃のラスト10秒」
友人二人と共に、見知らぬ男に突如拉致されたケイシー。
鍵の掛かった密室に監禁された女子高生三人に対し、
「君たちは彼に捧げる食料だ」と言い放つ犯人。
その上、男は現れるたびに女性だったり、9歳の少年だったりと、
さまざまな人格を見せる。犯人は多重人格者だった。
何とか逃げ出そうとする三人であったが、
犯人により阻止され続ける。
やがて、彼女たちの前に、"彼"が現れる・・・。
■「一体、誰が分かるのか」
何のことか。それは、本作のエンディングの衝撃。
知らない人は、全く意味が分からないであろうこの笑撃のラスト10秒。
これこそが、この映画の最大のピーク。
誰が分かるか。それは、シックスセンス以降、
延々とシャマランの映画を観続けてきた奇特な少数民族のみ。
いや、そんな人たちでも気付かないかもしれない。
え?誰?なんで?ってなると思う。
正直、自分も記憶にあんま無い。
丁度、本作観るちょっと前に、その映画の続編がうんたらってニュース見てたから、
あ、そういうことって気付いたけど。
ま、なんのこっちゃ分からん人には分からんと思うけど、
一言言うなら、シャマラン映画のシックスセンスより後の作品を未見の人は観ておいた方がいい。
■「面白いのか面白くないのか」
相変わらず、シャマランの映画は面白いのか面白くないのか分からないが、
結局は、まぁまぁ楽しんでる。
バカっぽい所が。
今作もバカっぽかった。
そこが良かった。
面白かった?って聞かれたら、
よくわかんないと答える以外ないけどさ。
んなこたないって思う人もいると思う。
せやかて工藤。
ジャンルが分からへんねや。
いや、ジャンルどころか、目的が分からん。
これを見て、何の感情を掻き立てればいいのか。
誤解しないで頂きたい。
褒めてるんやで。
別に怖いわけでも無いし、コメディでもないし、
アクションでもないし、何の感情にアプローチしようとしてるのかが分からない。
けどなんか面白い。
マッサージ行ったら、マッサージ師がベットを指圧し続けてるような。
そこを押しても何も感じひんで?
って思いながらも、そのシチュエーションはなんかおもろい。
そんな面白さ。
分かるかなぁ。
分からんよね。
まぁでもこれが、シャマランの魅力やからねぇ。
ほいで、今回もシャマラン出てます。
モロ出しです。
その役いる?って感じの役ですが。
まぁこのレビュー見てもなんのこっちゃ分からんと思うやろけど、
なんのこっちゃ分からんまま観た方がええと思う。
俺から言えるのは一言や。
片腕だけ鍛えてたアイツ、この流れならもしかしてワンチャンあんで。