2018年 83本目
パッケージが良いですよね「3人vs23人」って。多重人格者が絡むサスペンスだと思って観始めたら途中で強烈なちゃぶ台返しを喰らうんですが、それが自分的にはかなり心地良いひっくり返し方でした。でも好き嫌い分かれる映画だと思います。
しかし多重人格者を演じた今作でのジェームズ・マカヴォイさんはひたすら凄い。役者さんって凄いな〜、目線や顔付きがこんなに変わって見えるもんか〜。これ素の演技だけでアレなら凄すぎる。多少はCG使ってるぽい演出もありましたが、それでも凄いや。
単純な多重人格サスペンスなら、誰が助かって誰は死ぬ、みたいなのを展開読みながら観るんですが、本作は「幽霊との会話が出来る人のほんわか感動ドラマだと思ってたのに途中からその幽霊が悪霊化して最後にはゴーストバスターズが退治しました」的な無茶苦茶な盛り上がりを見せるので、この超絶展開が気に食わない人なら多分面白くないんだろな〜。
個人的には、夜中のWOWOWの超B級映画で調教されたのでこんな展開の捻くれ方はむしろ楽しめました。で、この話の進み方だと最後どうオチつけるんだろコレ、と頭ん中で色々なパターン考えてたけど遥かに斜め上行かれました。
ラストまで観ると、まさかのその展開か〜！と、ある事が繋がる事でスッキリと気持ち良くさせてくれます(詳しくは言えないけどね！)。
主役の女の子3人が如何にして多重人格者を言葉巧みに操って脱出するのか！多重人格は統合出来るのか？などなど、最後までハラハラドキドキして下さい！
