わかまつ

マックス・スティールのわかまつのレビュー・感想・評価

マックス・スティール(2016年製作の映画)
2.8

ヒーロー映画ファン、必見です、、、

幼い頃事故で亡くした父と過ごした地にマックスと母は引越してきた。普通の生活を送るマックスの身に目覚めはじめる謎の力、突如現れた謎のおせっかいエイリアン スティールと合体し彼らはスーパーヒーロー「マックススティール」となるのである!!

91分!?短い!!と飛びついた映画でしたが苦行でした
ロードオブザリングの方が短く感じます

最大の要因は、見せ場が見せ場として機能してない鈍重なストーリー
例えば「ヒーロー誕生編」ならではの見せ場修行のシーンもスーパーパワーというよりは役者さんの身体能力の高さの披露から抜け切れず鈍重
鬼太郎さながらの相棒との会話劇も映画全体の雰囲気が重たいのでスベってるように見え残念
観客の感情の乗せ方も息抜きのさせ方も今ひとつでした。

こっちは新世代ヒーローを期待して画面を見ているのに対し
変身したとしても短すぎて堪能を許されず
クライマックスのバトルもなんんかテンポが悪く置いてけぼり。
「うおおおおおお」とか言われてもこちらは無表情。

OVAや2週間上映シリーズの1作目ならアリですが
1本の映画としてみると面白さに欠けてしまいます。

せっかく原作てブランドがあるんだから
アニメ時のBGMを入れたり当時のヒットナンバーを使って
アイアンマンやMCUスパイダーマンのような明るい雰囲気を演出できればまた違ったのかなと。

VFXの作り込みや舞台立ては好きだったのを加味してこの評価です。
戦闘前に一瞬ポーズ決めて向かってくのとか日本の特撮愛ぽくてキライになれないですね。


現行の第一線ヒーロー映画がどれだけすごいかを浮き彫りにされるといった意味では必見だと思います。
みなさんでハードルをいったん下げましょう。
わかまつ

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