叫んじゃダメ、絶対!
何故か日本とは未だに縁遠いカナダの新星トリシア・リー監督の長編初監督作品。
これはすごいよ!
森の収容施設に送られた5人の少女達が巻き込まれる不条理系ホラーなんだが後半になってからの唖然とさせられるツイストが見事なもんで何が起きて居るのか観客放置プレイのまま一気に伏線回収してクライマックスの絶叫シーンまで引っ張る力技は見事と言うほかない。
なんに何故未だに日本で発売されんのかが謎だ!日本のバイヤーはちゃんと仕事してんのかチキショーヽ(`Д´)ノ
不気味な森の真ん中で学校からも親からも見放された不良娘達を集めて更生させる瞑想の為のリハビリ施設。
そこに非行少女だったジェニー達5人の少女が連れて来られる。
施設を運営してる自称カウンセラー医師の男と息子二人の監視下に置かれ、1ヶ月間毎日ヨガや瞑想をせんといかんという謎の更生施設だが、そこにはしばしある謎のルールがあり
1、読書やテレビ、音楽などの娯楽禁止。
2、ジェスチャー含め、目を合わせたりコミュニケーションを取ること禁止。
3、何があっても絶対に声を出してはいけない…
ルールを破れば治療と称してさらに森の奥にある小屋に連れてかれ、問題を起こした少女はそこに連れてかれると不思議と次の日には皆んな大人しくなる。
ジェニーはたまたま意気投合したアレクシスという少女と仲良くなり密かに会話をしたりするんですが、段々この施設が自分らを洗脳してるんじゃないかと疑いアレクシスと逃げ出そうとするが…
森の奥に潜むのはクマさんはたまたオオカミさん?
意外なフレンズ達の登場と後半の至れり尽せりなゴア描写に息つく暇もないくらいにびっくらこきまくる
特に主演のジェニーとアレクシスが可愛いくて可愛いくて早よ逃げな〜助かれ〜と願わずにはいられんばい。
ラストの2人の熱い友情シーンにはマジに涙腺持ってかれそうになる。
ジェニーの悲しい過去と変態カウンセラー医師と森のフレンズ達が織りなすドタバタ血みどろ劇は最後に家族の形へと暗喩させて昇華するクライマックスは実に良い。
あのフレンズ達の謎の◯◯やラストまでの伏線も女性監督ならではなんかもと思ったり
声を出す事さえ禁ずるこの謎の施設はなんなのか?
果たして森に潜む謎の◯◯から逃れられるのか?
そんでジェニー達は森から抜け出せることが出来るのか?
きっとラストはジャケにもなっとる血塗れジェニーと一緒に大絶叫すること間違いなし。
観れ。