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映画 夜空はいつでも最高密度の青色だのbanananananaablのレビュー・感想・評価

3.8
池松さんの今回のキャラは池松さんとしては珍しいと思った。だから最初はすごく違和感。でもだんだんこういう役かと受け入れた。石橋さんは初めて見たけれど、すごくぶっきらぼうな演技が似合ってて良かった。浮つかない棒読みっぽい低い声も良かった。
年収2000000の男でも、大丈夫だよってゆってくれる存在が都会でどれだけ心の支えになるかってのが、わかった。石橋さん演じる女の子の不安定さは、母親所以ってことで、大人になってからも幼少期の影響は少なくないとかんじた。
好きなシーンがいくつかあって、カラオケで、何でその曲をチョイスしたのって、女が男に聞くところと、池松さんの歌声が素敵だった。ここだけもっかいみたい。
あと、部屋で感情が押さえきれなくなる女の子と頭をぽんぽんする男、のシーン、自転車での「大丈夫だよ」のシーンが良かった。
私も誰かに大丈夫だよってゆってもらいたい。体の触れ合いがなくても愛は伝わるし、感じることができると思った。「川の底からこんにちは」もすごく好きで、この映画は、映画館でみる必要はあんまない気がするけど、夜の渋谷の映画館で見て、渋谷を歩いて帰るってところまでがこみこみな気がした。でも、東京のまちを知ってる人なら家でひとりでDVDでしっぽり観るのもすごく良いと思う。
東京でいきるの大変だ。。。
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