嫌悪と執着、不安と期待、光と闇、相反するものが混ざり合ったような、東京に生きるということを映像にするとなるほどこうなるのかと思った。
観たときはそんなにしっくりこなかったけど、仕事の合間にふと印象的な台詞が思い出される。後からじわじわくる系の映画。
実験的で一見まとまりのない不思議な作品だけど、これは東京そのものだと思った。
東京はいつもちょっと苦しい。
それでも毎日少しの光を探しては、もがきながら生きていく。
不器用な人たちの集まりなんだなぁ。
東京以外では上手く伝わらないんじゃないか?と心配になるほど、すごく繊細で鋭い描写。