3618

映画 夜空はいつでも最高密度の青色だの3618のレビュー・感想・評価

4.2
再評価した。

一度目を観る前に上映まで時間があったので原作の詩集を映画館で買い求め、パラパラと半分くらい斜め読みしてみた。気に入った詩が二つくらいあった

これを石井裕也監督はどう脚本にしたのだろうか。興味津々だけど嫌な予感も入り混じって鑑賞。ところどころよく聴き取れないところがあったけど、なかなかの好印象。

鈍い自分なんで、もう一度聴き逃した台詞を聴きたい、ストーリーを味わいたいと思い、先日のレイトショーで二度目の鑑賞。でも最後の肝心な台詞が一部聴き取れず(涙)
それはさておき...

不器用で
要領が悪くて
下手くそで
現代を描きながら、環境や主人公とは境遇がまったく違えども、若かった頃の自分がそのまんまスクリーンに居るようで苦笑い。

観終わってから気がついたが、この映画、恋愛を描いているのに何か足りない。(ネタバレ?なるから詳しくは書かないが)
でも、それは関係ないようだ。意図した脚本なのだろう。ある意味すごい。
万人ウケはしないとは思うが、久ぶりに感性を揺さぶられた作品に出会えた。これだから邦画はやめられない。

そして池松壮亮が最高。夜空、夜景、雑踏…スクリーンに描かれる世界にどっぷり浸れた。映画館で観られてよかった。

最後に、エンドロールが終わり場内が明るくなるまで誰も席を立たなかった。皆さん映画ファンのようで、心地よく映画館をあとにした。