スガシュウヘイ

映画 夜空はいつでも最高密度の青色だのスガシュウヘイのネタバレレビュー・内容・結末

1.5

このレビューはネタバレを含みます

「愛は、今まで散々人を殺してきたから、血の匂いがする」

原作未読ですが、詩集とのことですので、詩的な表現がいっぱいです。詩的すぎてちょっと不自然なセリフも多々ありました。ちょっとウザいというか笑。


ヒロインの女の子(石橋静河)も悲観的なことばっかり言うので段々と嫌になってきた。もし死んだらどうする?みたいな。そんな事ばっかり言われても。


芸術系のようでエンタメ性もあり。死の臭いが漂いつつ、ギャグみたいなシーンもある。カラオケでYUIの「CHE.R.RY」を歌っている池松壮亮には笑ってしまった。なんでこれ?とツッコまれている。


重いのか軽いのか。深読みすべきなのか、表面だけ見ればいいのか。リアルなようで、実は全然現実味のない世界観。強すぎる赤と青。詩的すぎる台詞。

なんとも不思議な恋愛映画でした。


公開:2017年
監督:石井裕也(『舟を編む』)
原作:最果タヒ
出演:池松壮亮、石橋静河
受賞:キネマ旬報ベストテン第1位ほか。