殺人鬼予備軍の少年は果たして町のヒーローになれるのか?
社会病質者のソシオパスな少年vs人の内臓を喰らうおじいちゃんっつうかなり異色なスリラーでしたが、まさかラストでそこに着地するとは恐れ入った!
原作はアメリカのホラー作家ダン・ウェルズの長編デビュー作『I Am Not a Serial Killer』の映画化。
シリアルキラーにになりつつあるジョン・クリーバー少年の苦悩と狂気を描いた人気シリーズでこの後を描いた話も絶賛刊行中でござい。
あらすじ⤵︎
カナダとの国境沿いにあるアメリカ最北の州ミネソタ。
ここで葬儀屋の母親の仕事を手伝いながら暮らす15歳の少年ジョンは、死体や殺人に並々ならぬ興味を持ち、特に金田一少年ばりに連続殺人には目がない。
医師からは社会病質者(ソシオパス)であると診断され、学校でも色物扱い。
そんなジョンの住む雪しかないミネソタのど田舎で猟奇殺人が勃発する。
しかも死体は内臓の一部が欠落しており、まさにジョンの好奇心を満たすにぴったりの事件だ。
そんなある日、たまたまジョンはナイフを持って町を徘徊するいかにもな男を目撃する。
もしかしてこいつが今巷を賑わす犯人ではないか?
興味に駆られ男を尾行するジョンはそこでびっくらする真実を目撃してしまう。
それは隣人のお爺ちゃんがスタイリッシュな動きで男の腹を一突きして内臓をムシャムシャ食うという目を疑う光景。
”あらやだ”と市原悦子ばりに草場の影から衝撃の瞬間を目にしたジョンは、恐怖かはたまた絶頂の好奇心からかオシッコちびらせズボンびちゃびちゃ。
しかしもうその光景から目が離せない!
シリアル・キラー爺さんvs準シリアル・キラー少年という極寒のミネソタを舞台に繰り広げられる両者の闘いはまさかまさかのトンデモナイ決着へと着地する。
かなり異色なサイコサスペンスでしたよ〜( ゚Д゚)
子供の頃から殺人趣向が強く死体損壊に深い関心を持つ多感な時期の少年が自分はサイコパスではなかろうかと自分の並々ならぬ殺人への衝動の間に揺れ動き葛藤する。
そんな少年の前に現れたモノホンの殺人鬼爺さん。
はたしてこの出会いは少年にとって何を意味するのか?
毎度のこと残虐でグログロな映画ばかりを趣味に見ているんで、もしかしたら自分もカウンセリングしたらソシオパスって診断されんじゃねーかと内心ビクビク中の私には他人事ではないジョンの葛藤。
自分の町でこんな事件起きたらジョンみたく否応なくオシッコチビらせながら飛びつくだろーなぁ←(完全に予備軍w)
ソシオパス少年のジョンを演じるんが完全に子供向け映画かと思てみたら意外にビジュアル怖くて騙された『かいじゅうたちのいるところ』で着ぐるみパジャマ姿に癒されまくったマックス・レコーズくん。
すっかりイケメソになって帰ってきましたがな。
そんなマックスくんが今度はパンダコスの覆面でシリアルキラーを追い詰める姿にキュンキュンでしたわ笑
そんでシリアルキラー爺さん役のクリストファー・ロイドですがもう流石の存在感ですな。
ドグ役の彼しか知らない私としてはもう笑っちまいましたしw
クライマックスのハッチャケつーかぶっ飛びぷりは一見の価値ありかと…笑
恐らく日本上陸も間近だとおもいますがこの調子で続編の製作にも期待ですよ♪