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アイム・ノット・シリアルキラーのmitakosamaのネタバレレビュー・内容・結末

2.8

このレビューはネタバレを含みます

うーん。思てたのと違ーう。
意外な方向に話を持っていって、良い意味で予想を裏切ったって感想も聞くけどさぁ……
個人的には肩すかしって感じた。この感情はあれだ、シャマランのサインを観たときと同じ失望感だ。
自分の意見としては、前フリとオチが違う映画ってやっぱりダメだと判断しちゃう。

だって原題だってI Am Not a Serial Killerなんだよ…真犯人だって厳密にはシリアルキラーちゃいますやん。

おそらくみんなが予想した話って…
街に猟奇殺人が多発し、社交性の無い少年が犯人に仕立て上げられ、真犯人と頭脳戦を繰り広げ勝利。って感じよね?
レクター博士のような、サイコパスならではの特殊な思考での心理戦にワクワクする筈だったんだがなぁ…

で、説明不足でよくわからない心理描写も多い。
最初犯人と予想してホームレスに目をつけたが、なぜ彼が怪しいと思ったのか?真犯人は怪物なのに奥さんだけは ちゃんと人間として愛していたのは何故か?
こういうのは脚本に関わる部分なので、見る側に委ねずにちゃんと説明しないとダメじゃん。

主人公が葬儀屋の息子で、死体の防腐処理をするから人体構造に詳しい。この設定は良い。
でも死体に並々ならぬ執着があるなら、その設定を活かした心理戦がもっと無いと。

うーーーーーん。モヤモヤする映画だったわぁ。
因に池袋で客2人でしたわ。
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