きぬきぬ

アイム・ノット・シリアルキラーのきぬきぬのレビュー・感想・評価

3.3
確かに宣伝文句のソシオパスVSシリアルキラーは間違いではないのだけど、連続殺人鬼にのめり込む程興味を抱き、葬儀屋の母親の遺体処理を手伝う思春期の少年をソシオパス認定してカウンセリングを受けさせ、と、そこから目晦ましされてると思う。
思春期だし、確かに連続殺人犯や死体に興味を抱く少年はちょっと不気味なところあるけど、自覚はあるし自制も効く。そんな彼が小さな町で起こった殺人事件から殺人犯の正体を知り、ストーキングして行く様が異常にも見えるよう描かれていて、巧い。
連続殺人鬼に詳しいから、少年は何かがおかしいことに気づく。伏線は張られていたけど、そんな少年を異常だと思うように丹念に描写されているのと、クリストファー・ロイドの怪演で、意外な展開にだまくらかされてしまった。
実は残酷で悲しい愛の物語でもあるのだけどね。それと、殺人鬼との対決は危機的状況であったにしても、その行為は殺人じゃないのか?っと思った場面は説明不足かな。