恭介

アイム・ノット・シリアルキラーの恭介のレビュー・感想・評価

3.5
全く予備知識なしで、久しぶりに
ジャケ借りした作品。

個人的にこれは、なかなかの拾い物!

主人公は殺人や死体など、独特な嗜好をもった思春期の青年。それ以外は家族を含めて何処にでもあるような日常、風景な田舎町。そんな平和な街が、ある日を境に連続殺人事件の舞台となる。

最初に予告編でも観ていたら、また驚き加減も違っただろうが、中盤の驚きの出来事に口が開いたまま暫く固まった。
そっちかっ!?みたいな(笑)

死体に対して異常に興味を持つ主人公の青年と連続殺人鬼の関わりに焦点を当てた内容なのかとてっきり・・・
いや、あながち間違いではないが、あの要素が絡んでくるとは予想だにしなかった。

突拍子がなさすぎて、その展開を良しとするかどうかで評価が分かれると思うが、個人的にはあり。
好物のB級定食に一品、美味しいおかずが
加わった、みたいな感じ。
ただ、好き嫌いが激しい味だけど(笑)

ザラついた古い質感の画質も、雰囲気を
醸し出すのに有効だし、音楽の使い方にも
こだわりが見られる。
若干、話のテンポが気になるが、主人公と連続殺人鬼の周りに居る人々との関わりや繋がりを丁寧に描写していると思えば、そこまで悪くはない。

ただのグロいホラーとは、明らかに一味違う映画に仕上がっているのは、この主役の2人に関わっている人々の存在が大きく、違う側面から見るとある意味、恋愛とかじゃないヒューマンラブストーリーとも言えなくはない。

そこまでのストーリー性を期待してた訳じゃないので、逆に満足度が高かった。

題名の、私はシリアルキラーではない

確かにそうだった。

この映画で連続殺人は起こるが、シリアルキラーは出てこない。

事前情報なし、予告編も見ないで鑑賞してみてください。