アイム・ノット・シリアルキラーの作品情報・感想・評価 - 29ページ目

アイム・ノット・シリアルキラー2016年製作の映画)

I Am Not a Serial Killer

上映日:2017年06月10日

製作国:

上映時間:86分

3.1

あらすじ

アメリカ中西部の町、葬儀屋の16歳の息子・ジョン。その影響からか、死体や殺人に異常な関心を示す彼は、ソシオパス<社会病質者>と診断される。ある日、町で 謎の連続殺人事件が発生。ジョンが目にした死体は、無惨に切り裂かれ、内臓の一部が持ち去られていた。猟奇殺人鬼が近くに潜んでいることを実感した彼は、その存 在に強く惹かれていくあまり、自ら周囲の調査を始め偶然にも殺人現場を目撃してし…

アメリカ中西部の町、葬儀屋の16歳の息子・ジョン。その影響からか、死体や殺人に異常な関心を示す彼は、ソシオパス<社会病質者>と診断される。ある日、町で 謎の連続殺人事件が発生。ジョンが目にした死体は、無惨に切り裂かれ、内臓の一部が持ち去られていた。猟奇殺人鬼が近くに潜んでいることを実感した彼は、その存 在に強く惹かれていくあまり、自ら周囲の調査を始め偶然にも殺人現場を目撃してしまう。なんと、隣人の老人がシリアルキラーだったのだ!!自身の奥底に眠る衝動 的な行動を必死に抑えながら、自分の手でこのシリアルキラーを阻止しなければならないと覚悟を決める。凍てつく雪に覆われた町で、追いつ追われつの予測不能な死 闘が始まる。

「アイム・ノット・シリアルキラー」に投稿された感想・評価

まさかそう来るとは微塵にも思ってなかった!
賛否真っ二つか!?…だが嫌いじゃない、嫌いじゃないぞ俺は!!

ジョンの繊細さとリンクするような青味がかった画質、小さな町の閉塞感と寒さがそこに潜む連続殺人鬼の不穏さを終始漂わせてくるし舞台設定も巧く、ソシオパスの少年によるシリアルキラー捜索も意外と丁寧に描かれていて見応えある。そして問題の終盤に用意されたあの展開にはニヤケる!

ソシオパスを演じたマックス・レコーズくんの見た目も内面も繊細で危うい雰囲気がよい。
正常と異常の間を不安定に揺れ動く心情が連続殺人鬼の存在とは違った不安を煽ってくるし、一番危険を感じたのは同級生にからかわれた時のかわしかた!あそこは最高にシビれた!

『ジェーン・ドウの解剖』と『アイム・ノット・シリアルキラー』を鑑賞してみて「モルグ《遺体安置所》ネクロテラー」と銘打った意味が分かった!単純にモルグが舞台だけではなく色々と繋がるモノがあり…なるほどなと!

『アイム・ノット・シリアルキラー』のジョンの葬儀屋に『ジェーン・ドウの解剖』のジェーン・ドウが運び込まれてきて、ソシオパス×ジェーン・ドウ×シリアルキラーの三つ巴のモルグユニバースが見てみたい!

松竹エクストリームセレクションは秋に第3弾と4弾があるようなので今後も期待できそう!
atsuki

atsukiの感想・評価

4.1
【始まりへの冒険】

アメリカ中西部にある架空の田舎町クレイトンを舞台に、人を殺したい少年と人を殺してる老人が町で発生する連続殺人事件により、出会い、交わり合い、そして運命が動き出す。

「殺し」という共通点を持った未来ある少年と終わりの近づく老人は、やはり「殺し」という行為によってお近づきになる。

この「始まり」と「終わり」の対比させながら、連続殺人事件にのめり込んで行き、血湧き肉躍った先には何と「愛」が見付かってしまう物語である。

また終盤、つまりは連続殺人事件の真相の部分は、予期せぬツイスト展開を迎える。はたやB級映画になりそうなところも、このスパイスが少年のヒーロー映画よろしくコメディ要素なんかにもなってて面白い。

架空の田舎町という閉鎖的な場所と家業が遺体処理という居心地の悪さと異様な雰囲気が、ファンタジーの様な空気感や肌触りに仕上がっている。その為に「殺人」を扱っているものの、やはり母と子の、妻と夫の、「愛」の形を表現しているから不思議。

背景が多く語られない為に置いてきぼり状態になる場面も多いが、あくまでこれは「始まり」の物語であるので、過去の関係性がどうこうではなく、これから描き、また読み取れば良いのだ。
連続殺人鬼の研究にハマってたらこの子おかしいのでは…って学校や親から心配されちゃった少年と本物の連続殺人鬼の対決、というお話なんだけど本筋の対決が面白いのはさておき、主人公が反社会的な傾向があるのではないかと周囲の大人から信じてもらえない苛立ちみたいなものにぼく自身の経験なんかを重ねて感情移入して見てしまった。こういうのホントに腹立つし、何より悲しいんだよね…
お話の途中にちょこちょことヒントめいたものがあったんだなーと後で気付いたんだけど、決着が全くの想定外で驚いた。そういうアレだったとしても、愛情だけは本物だったんだな…というアレもちょっと沁みた
休日を利用して鑑賞

ソシオパスという単語との出会い
ラストどうした?ってなった笑
妻を頼む...??笑
良いB級感

街が綺麗だった
冒頭20〜30分ほど寝てしまったことも影響してか、ホラー?サスペンス?SF?なに???となってしまって、訳がわからないまま終わってしまったのだけれども
解説やレビューを読んで、やっと理解。
生きづらさを抱えたまま生きていくのは大変だ。苦しいわ。

観た直後は謎すぎて、興味あったから観たけど微妙だったかなあ…と思ったりもしたけれど
いろいろ読んで、考えて振り返ってみると、嫌いじゃないというか、結構好き。
なんかじわじわくる感じ。
鈴木

鈴木の感想・評価

-
タイトルのセンスに若干の疑いを感じていたがそれどころではなかった。ただのシリアルキラー映画かと思いきや予想の斜め上すぎる展開でえも言われぬ気分になった。となりのマダム2人も問題の終盤に思わず爆笑していた。やはり殺人鬼は名優が演じるに限る。(あと主人公は別にソシオパスではなくてただの変態では?)
TOT

TOTの感想・評価

3.9
どうしよう、嫌いじゃないなんて。
ソシオパスの高校生ジョンがシリアルキラーを追ううちにミイラ取りがミイラ取りになる話かと思いきや、まさかの後半のツイスト。
終盤は驚きというかベタというか、アハハと呆れつつ胸の奥にシンと残るものがあるビルドゥングスロマンホラー。
クリストファー・ロイドの切ない怪演、マックス・レコーズの硬質な存在感は元より、ミネソタの寂然とした風景と彼ら、懐かしさあるネオンをザラついて鮮やかに写す(16mmなのね)ロビー・ライアンの映像も素晴らしくて、目が離せなかった。
やー、困ったなー、忘れないわー。
初日に鑑賞。
中性的で病んでる系男子が大好きだ。
サムサッカーのジャスティン
ストーリーテリングのスクービー
グッバイサマーのダニエル
ウェッティーな髪質に真っ白い肌。彼らは虚ろな目でじーっと人を見ている。
学校ではいじめられっ子だが、一部の女子からは実はモテてたりもする。
主人公のジョンはそれにドンピシャなうえ、ソシオパス(社会病質者)という、最高のパターンだ。
毎日が曇り。頭の中は死体と殺人のことでいっぱい。薄暗い色味に突如現れるショッキングピンク。シリアスからのいきなりのどんでん返し。あれ?タイトルの意味って、もしかしてこの子のことじゃないのか?!と深読みしてしまうラスト。
とにかく少年の病んでる感に満たされました。
111114

111114の感想・評価

3.5
ジェーン・ドウに比べると妙にリアルでホラーとかの括りではないなぁと思って見てたらまさかの展開に思わず口が開いた…
あ、そういう感じなんだ!?やられた!!って。個人的にこういう人間味溢れる薄暗い雰囲気が大好きだからそれを保ったままでいてほしい気も少ししたけど、でもまぁこれはこれで…いいのかな…

終始天気が曇りなのとパイプオルガンのBGMが気持ち悪い!これは褒めてる!!
主人公の少年、少し中性的な雰囲気があって今すぐにでも壊れてしまいそうな危うい空気を纏っている感じがたまらなかった。

話の中にたくさん散りばめられた矛盾をどれだけ探せるかというのが問題な気がする。
言動が一致していなかったり、突然入るもうひとつの可能性の映像だったり。

最後のエンドロールの背景がショッキングピンクなのもああやられた…と。
ジェーン・ドウの舞台が解剖室、この作品では似たような現場として遺体安置所。
遺体安置所ってなんだ?と漠然としていたけどああ血を抜いて遺体の中身を綺麗にする所かぁ…(大分ざっくり)
血の抜き方ってあんな風にやるんだ…色々と知識が増えた。
いち麦

いち麦の感想・評価

4.0
ソシオパスのレッテルを貼りたがる周囲の御節介と少年の鋭い透察力が対照的。社会との繋がりを下地に仕込みつつ、連続殺人犯との対比・対決が面白い。ラストのクラシカルなホラー演出はちとやり過ぎかと。