天下の超かぼちゃ王大将軍

インシディアス 最後の鍵の天下の超かぼちゃ王大将軍のレビュー・感想・評価

インシディアス 最後の鍵(2018年製作の映画)
3.7
「新手の幽波紋」

正直、この手の心霊ホラーは何を見て、何を見てないのか分からないくらい、
なんやろ、テイストが同じもんばっかやけど、本作、どうやら見てなかったようで。

ホラー映画にはトレンドがあるんやけど、
今の心霊ホラーの流れを最初に作ったのは、よく考えたらインシディアスやったなぁ。

ま、心霊ホラー自体は前からあったんやけど、
インシディアスのヒットから死霊館と続いて、今のホラーのトレンドは形成されたと思ってる。

ただ、Itからまた流れが変わったかな感はあるけど。

とは言え、まだまだジェームス・ワン&リー・ワネルのSAWコンビの心霊ホラーは続くねぇ。

未だ量産され続ける心霊ホラーやけど、始まりのインシディアスは若干異質ではあった。
本作を観て、あぁ、インシディアスってこんなんやったなぁって。

ビックリ系のホラーハウス的な驚かしが詰まってるのは他と同じだけど、
ポイントとして、霊じゃなく悪魔が敵なんやけど、この悪魔がまぁ、シックリ来ないんだわw

1作目から、え?お前でいいの?みたいな、ちょっとキャラクターアピール過剰なビジュアルと動きで出てくるから、個人的には怖さは全くないんやけどね。

本作に至っては、「なんか、新手のスタンドみたいやなぁ」って思ってしまったのが最後、
もう、ジョジョのスタンドバトルにしか見えなかった。

能力がね、なんかね、ジョジョに出てきそうやないですか。

挙句、最後は・・・。

いやぁ、ジェイソンVS超能力少女を思い出すくらい爆笑してしまった。

とは言え、まぁ今になって見てみると、間口としては広いホラーで、
コミカルな部分もあり、ホラー入門編としては最適なのかもしれない。

元々こんなコミカルやっけ?ってのはあるけど。

さて、本作をはじめとして、心霊ホラー映画にでまくりのリン・シェイ。
彼女のお陰で、どの作品がどのシリーズで、どこれを見てどれを見てないのか分からなくしてる要因やけど、今回はセクシーシーンにも挑戦と、今だ現役なようで。

つっても、御年75歳で、そろそろ限界が見えてくるのかもしれないけれど、
お元気そうで何よりです。

ま、シリーズ好きなら安定して面白いんじゃないでしょうかね。