きんゐかうし卿

板尾創路の脱獄王のきんゐかうし卿のネタバレレビュー・内容・結末

板尾創路の脱獄王(2009年製作の映画)
1.8

このレビューはネタバレを含みます

 
 
 
自宅(CS放送)で鑑賞。板尾創路監督・原案・(共同)脚本・出演作。途中タイトルコールの繰り返し有。北野武の以前の発言「漫才と違い小説や映画はたった一つのオチで成立する」を想起。ストーリーはラストを少し変えただけの『パピヨン('73)』その儘だし、脱獄のディティールは吉村昭原作のNHKドラマ『破獄('85)』と(味噌汁を血に替えたり細部は微妙だが)ほぼ同じでオリジナリティが限り無く乏しい。無意味な看守との遣り取り等、尺稼ぎの感は否めず全体に冗長気味。映画好きなのは伝わるがコレでは納得出来無い。35/100点。

・このジャンルでは『パピヨン('73)』以外でも『大脱走('63)』、『ミッドナイト・エクスプレス('78)』、『アルカトラズからの脱出('79)』、『ショーシャンクの空に('94)』等、名作が多く、ドウしても見劣りしてしまう。また実話ベースに脚色された作品が多いのもこのジャンルの特徴。

・鑑賞日:2012年4月20日
★☆ 某サイトより転載 ☆★