カカオ

十三人の刺客のカカオのレビュー・感想・評価

十三人の刺客(1963年製作の映画)
3.7
時代劇専門チャンネル
ハダシが愛した時代劇の企画にて鑑賞

モノクロの映像美が映える作品。
とても良かった。

十分に構えて観るべき作品だったと後悔。





良い場面がたくさんある。


横暴でワガママな殿様の行き過ぎた行為、そのただならぬ異常な事態を伝える演出が良い。


また激しく奏でる三味線、心に突き刺さる言葉が生命を預ける覚悟に繋がる。


クライマックス、
徐々に近付く蹄の音、音響の強弱を上手に活用して攻防の緊迫感を演出する。殺陣も見事で、生命を賭ける気迫が感じられる。


ヤグラを組んで弓矢や槍で安全に仕留める作戦。人数で不利な点を頭を使って凌ぐ。



やむを得ない事情によりクライマックスの途中、残り20分で中断してしまった。じっくりとファーストコンタクトを楽しむことが出来ず残念。


後日、少し戻してクライマックスの最初から改めて見直す。改めて見ると、死闘の場面を表す音楽が素晴らしいと思った。




「七人の侍」のように仲間集めの逸話と目的を達成するための苦労が伝わることに面白さを感じる。
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