KotaroKinoshita

狂える世界のためのレクイエムのKotaroKinoshitaのレビュー・感想・評価

3.3
主人公ならびにヒロインの面構えがほとんど完璧。クラシックな演技体も上滑りすることなく成立させていて、さすが日活社員(庶務)監督である。
テロ訓練をほのぼの描くというのも、(それがどこまでが狙いかは別だが)コミカルで新鮮だった。

ただ、やはり主人公がテロ実行を悩むくだりは長すぎるし、"メタ"に展開するならするでそこで"テロ"を起こさなければ、映画ではないだろう。
逆に意味があるとしか思えないピンボケの頻発も気になった。


演出0.6
人間0.8
構成0.5
驚き0.7
趣味0.7


9.29スコア修正


演出=総合的な演出
人間=俳優および被写体の魅力
構成=脚本や画面の全体的な構成
驚き=斬新さ、意外さ
趣味=個人的な好き嫌いの印象