ゆっけ

ドリームのゆっけのレビュー・感想・評価

ドリーム(2016年製作の映画)
4.0
歴史上知られざる黒人女性3人の偉業を描いた実話。
差別ものですが、そこまできつくそれを描いているわけではなく、
ヒロイン3人が明るく、懸命に前を見て生きているので、観ていて清々しい。

それぞれ夢があって、それに向かって頑張っているだけなのに、自分の力ではどうしようもない壁が立ちはだかる。

黒人だから、管理職になれない。
黒人であるから、エンジニアになれない。
黒人であるから、みんなと同等の待遇を受けられない。


トイレ・ダッシュのシーン。
コーヒー。そして、「非白人」用の看板。

差別の象徴であるそれらが、伏線としてグッとくるシーンへと変わっていきます。
差別は、感情的なものにすぎず、何か大きなものを成し遂げるには、あまりも非効率であるということを教えてくれます、

言うまでもなくケビン・コスナー、かっこよすぎますね。

原題「Hidden Figures」「隠れた数字」「隠れた人材」
黒人解放運動と宇宙計画はともに、前例がないところからの戦い。

ただ、自分の境遇を嘆くのではなく、100年後にも残る偉大な前例を作り出すために、
時代を先読むための知恵と周りを動かす機転とユーモアを持って前に進む姿に拍手。

『ヴィンセントが教えてくれたこと』の監督。「ジーサンズ」の脚本も手がけています。音楽がよくて、人を描くのが上手で好きな監督です。