ぽわぽわ

ドリームのぽわぽわのレビュー・感想・評価

ドリーム(2016年製作の映画)
4.8
2017年、47本目の劇場鑑賞。


『ヴィンセントが教えてくれたこと』のセオドア・メルフィ監督作。

1960年代台初頭、アメリカ初の有人宇宙飛行が掛かった“マーキュリー計画”において偉大な功績を残した三人の黒人女性の知られざる物語。

日本でも上映館少ないながら話題沸騰中の本作。

すんごい感動した~。泣けた~。(泣いてないけど)

まだ差別が色濃く残る時代の話は観てて辛い。コーヒーポットさえもWHITE ONLY(白人専用)・COLORED ONLY(非白人専用)で分けられるなんて。。主人公たちの住む地域は差別が強い所だったんですよね。

新しい部署に黒人用のトイレが無いから、15分かけて元の部署のトイレまで行くのがとても可哀想で。往復で30分以上席を空けるから上司には「どこ行ってた!?」と叱られ。

それでも懸命に自分の仕事を全うしようとする主人公がカッコイイ。

主役のキャサリンを演じるタラジ・P・ヘンソンは全く知らない人だった。私が知らないだけで有名なんですかね?

こんな無名な人の映画よくヒットしたなーと思ってしまったけど。今作で一気に好きな女優になりましたよ!

ケヴィン・コスナー演じる本部長もカッコよかった。

「NASAでは小便の色はみんな同じだ。」ってね。

いい事言うよねぇ~。渋カッコイイおじいちゃんになったねコスナー。作品を引き締める大御所俳優になりつつある。

『ムーンライト』でファンになったマハーシャラ・アリも出てた!しかもその時奥さん演じたジャネール・モネイも本作出てんのね。ちょっとだけ共演シーンもあって嬉しかった。

主人公にプロポーズするシーンは素直にウルっときたね。やっぱいい演技するよこの人。

全然関係ないけどこうやって他の作品で共演した人たちを見つけるのも楽しいよね!

邦題で色々モメてたけどやっぱ原題がいい。

最後に『HIDDEN FIGURES』って出るの凄くよかった。パンフの装丁も素敵。裏表紙にちんまりとドリームと書いてあった.笑

差別と闘い夢を追う強き女性たちの物語。最高でした!
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