てらし

ドリームのてらしのレビュー・感想・評価

ドリーム(2016年製作の映画)
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「そこそこ面白く、正しいんだろうな」程度の気分で見にいったらぶっ飛ばされました。非常に素晴らしい作品でした。これから何度もみかえすことになるでしょう。

三人の関係とその後の役割、展開を予兆的に示す車が故障しているシーン、黒人女性に対する白人側からの目線、薄っぺらいが剥がせないラベル、法的には誤りだが「正しい」振る舞い、同一目線に立っていないことを示す鏡演出、全体を貫いている実験と例外をよしとするアメリカ思想の表現などなど、いいところを挙げたらきりがない。

個人的に一番好きなシーンは、主人公が浮上するきっかけになるあるものを発見する際に、光に透かしてみるところだな!
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