うるぐす

ドリームのうるぐすのレビュー・感想・評価

ドリーム(2016年製作の映画)
4.1
差別が差別とさえ認識されてなかった時代。
男尊女卑。白尊黒卑。
主人公は3人の働く黒人女性。
劇中、差別されている描写がごくごく「自然に」現れる。トイレや、ポットは分けられ、昇進することもなく横柄な態度を振るわれる。
最後のエンドロールで現実に繋がった時のカタルシスがえぐかった。
「前列になった」んです。そう、あのシーン最高だったな。。
個人的に、上司が、黒人用のトイレの看板をぶっ壊すシーンにグッと来ました。
基本的に主人公たちに感情移入したんですけど、図書館から本を盗んで「私たちの税金だから」ってシーンは、「いやいや、そういうことするからやろ」とは思いましたが。



[雑感]
差別とすら認識してない状況こそが、一番まずいよね。
思うけど、差別って、暇な人が生み出して、忙しい人が看過するものなのではないか。そこで、看過された側はやはり声を上げるしかない。
うるぐす

うるぐす