偏見と差別。生まれた瞬間からそれが当たり前って、どんな感覚だろう。彼女たちはどこかで諦めながら、それでも生きていくための努力を怠らなかった。だからこその結末だと納得させられる。
黒人の人たちの素晴らしいところは、彼らの持つ仲間意識だと思う。隣人であれ家族のように接し、一学校の教師たちが一人の少女のために寄付金を集め、未来を切り開く手助けをできる。見返りを求めない。現代日本人には全くもって欠如した感覚だろうな。
NASAや宇宙事情に詳しくはないけれど、あるがままにあの時代を描いた映画。トイレとコーヒーに対してキレた彼女。あの上司はそれを知らずにいた自分を恥じて、だからこそあの行動に出た。自分の非をきちんと認められるって素晴らしい。
あとは音楽と女性のカラフルな洋服のセンスに脱帽。良い映画、としか言いようがなかった。
