正しいことは正しい。
大切なことをシンプルかつスマートに伝えてくれる事実に基づく物語。
人種や女性に対する差別の歴史は知ってはいても、渦中の苦しさは想像を超えるものだったに違いない。それでもポジティブな姿勢を常に示し知力と実力、そして人間力で周りを巻き込み認めさせていく様は軽快で痛快。
ひとつのストーリーの中に複数のデリケートな問題提示をしているにも関わらず、散漫な印象は皆無。その着眼点も素晴らしい。脚本、演出、親しみやすいキャスティングも良き。
差別は非効率。
あらゆる人の力は偉大である。
そして何より、スカッとする作品。
「分かってます
そう思い込んでるのは」
このセリフは最高。