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ペット2のsomaddesignのレビュー・感想・評価

ペット2(2019年製作の映画)
5.0
フリーザ様がウサギに転生してアメコミヒーローごっこしてると思うと、趣深くて良い

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犬のマックスとデュークは飼い主のケイティと一緒に楽しく暮らしていた。ある日ケイティはチャックという男性と出会い、親密になり、やがて結婚。リアムという男の子が誕生する。マックスはリアムを我が子のように可愛がるが、過保護のあまりリアムが常に100%安全か心配するようになってしまう。遂には過剰なストレスからくる引っ掻き癖を矯正するためエリザベスカラーをつけられてしまう。

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短編「ミニオンのキャンプで爆笑大バトル」
ミニオンて作品毎に可愛さを更新してるけど、それ以上にどんどんアホになってませんか? 「怪盗グルーの月泥棒」の頃だと、もうちょっと出来る事が多かった気がするけど💦


ラジオを毎週欠かさず聞く程度にバナナマンファン。なので、どうしてもひいき目になってしまうんだけど、二人ともホントに芸達者。
今回は特にマックスの成長に焦点が絞られてるせいもあって、設楽さんの演技が良かった。

前作で最初こそちょっと棒っぽい台詞回しだなと思ったけど、むしろ生真面目で臆病なマックスの性格が透けて見えて好き。ちょっと抜けた感じもあって可愛い。
マックスって見た目の凛とした強さの割に、臆病で狭量な少年のイメージ。未成熟な部分を含めて応援したくなるキャラクターがいい。一方のデュークは完成されてるもんね。

字幕版の公開規模が少なくて、英語版キャストの声で楽しみにくいのが残念。前作でマックスの声をあててたルイ・C・Kは2017年のセクハラ騒動が原因でパットン・オズワルトにバトンタッチ。英語版だと設楽さんのイメージより随分老成したキャラクターなんだろうか?

今作のキーマン(キー犬?):ルースターは吹き替え版だと内藤剛志だけど、元々はハリソン・フォードだそうで、彼の長いキャリアの中でもアニメ吹き替えは初挑戦とのこと。この声聞くためだけに字幕版でもっかい観に行こうか検討中。


奇しくも公開がかぶった「トイストーリー」に通じる子育てを通じた自身の成長の物語でもあり、大事な存在を守れる自分とはどういう奴かについての話。人生は変化の連続で、ひとところに留まれない。自分自身も変化を求められる、楽しい時はいつか去る話にも思えてちょっと切なくなった。
どんどん複雑化・多層化してくピクサー作品群に対して、イルミネーションはあくまで単純明快を貫く。悪い奴は無条件に悪いし、(結果死ななければ)どんだけ酷い目にあっても許される。無邪気に暴力を振るえるスラップスティックコメディ方面に特化してる感じ。



前作と比べてデュークとのバディ感がなくなってしまい、バナナマンが絡むシーンが少ないのが残念。

日村さんは試写で3回泣いたそうだけど(出演者なのに!🤣)、自分には泣きポイント見当たらず。マックスの頑張りは胸を打つけど、初対面のフーを助け出すために命張りすぎっていうか、どこかでフー自身の覚醒があるもんだと思ってたから拍子抜けしちゃった。


70本目