【ラシアン嫌い】
アマプラ見放題にて。胡散臭そうなので何となく、後回しにしていた。
見れば、深刻ぶっているが、ジェニファー・ローレンスの痴態で客引きする、セクスプロイテーション映画だね。
で、アメリカ娘のジェニファーにロシア娘の皮を被せ、それを剥くことで、ロシアに凌辱されるイメージを植え付けたいのかと。きっと本音は、彼女を脱がせてロシアをディスりたい。鬼畜な一石二鳥。www
また、最近はハリウッド中心に目立っている某英国俳優を、あからさまに怪しい配置にしているが、この人物がやがて醸し出す被害者感も、ロシアをディスる大きな隠し刀かと。…隠してないけど。
まるでウクライナ侵攻後の制作みたいな吊し上げ感。まぁ娯楽映画は、こんな風に偏向するモンだろうけど。
見応えとして、ジェニファーとランプリング姐さまの存在感はなかなかのサスガだった。配信で見る分には、その辺りでとりあえず感心できる。
ジェニファーのいわゆる体当たり演技は、奥まで見せちゃった画像流出事件以降は文字通り、開き直っちゃったのでは?最近の『マディのおしごと』でもおっぴろげだしねえ。
バレエダンサーを辞めざるを得なくなり…というイントロで、ボリショイ・バレエのメンバーって設定らしいが、あんなむっちり肢体じゃ、ボリショイレベルの踊りはムリでしょう。そんな冒頭から空想臭ぷんぷんで、マジメに見るもんじゃない、とよくわかったけどね。
ふと思ったが、ウクライナ侵攻後という現在も踏まえると、例えばエンディングに、スティングの『ラシアンズ』を流してみれば、本作の歪さがより、見えてくるような気はする。
<2024.10.7記>