序盤、神経質なまでに徹底したシンメトリーと赤の挿し色へのこだわり。退屈気味になりがちな「なるまで」話を構図の妙と共に一気に魅せる。タイトルの出方もシブくて良い。
…が、個人的には中盤以降の語り口が肌に合わなくてしんどかった。展開が理解できないわけではない。映像を観ているんだけど、ただひたすらプロットを「見せられている」感。最後も「だから?」としか思えなかった。登場人物名で混乱する『アトミック・ブロンド』とはまた違った困惑。俺の理解力がおかしいのかな…泣
ワンカット風肉弾ゴリゴリアクションも爽快だった『アトミック〜』に比べ、アクションでの爽快感も得られない。
と言いつつも、先述した序盤や新しい拷問シーンなど好きなシーンはあるし、おち●んちん無修正シーンやヌードなど、無駄にみんな身体張ってるので憎めない。笑