まめまめちゃん

レッド・スパローのまめまめちゃんのレビュー・感想・評価

レッド・スパロー(2017年製作の映画)
3.5
見終わってしばらくポカーンΣ(゚д゚lll)
金髪で前髪ぱっつんのジェニファーローレンスの予告編を見て「アトミックブロンド」を想像してましたが、全く違う物語であることを書いておきます。


ジェニファー・ローレンス演じるドミニカはロシア国立バレエ団のプリマドンナ。しかし怪我で再起不能となり難病の母親の治療費どころか住む場所にも困ることに。そこで国家諜報機関の叔父の勧めで諜報活動をすることになります。その仕事とは、アメリカとロシアを行き来していたある男に接触しロシアの二重スパイの情報を聞き出すことでした。

そこでルームシェアする同業者が接触していたアメリカ上院議員から得たCIAの情報をロシアに売り議員をアメリカに引き渡す直前に議員がうっかり死んでしまうのです。ドミニカは逆に二重スパイ容疑をかけられ拷問されますが、叔父の前でこれはそのある男に近づくためだと言い張り釈放。

で、ドミニカは男の元へ行きアメリカへの亡命を口にするのですが、今度は男が拷問されます。ドミニカも手伝うふりをして隙を見て拷問を加えていたロシア人を殺します。そのあと将軍が自分がスパイだと打ち明けてきます。ドミニカはその情報をどう使うのか?ってとこがクライマックスです。

こんくらいネタバレしても印象は変わらないでしょう。


ドミニカが最初に行くスパイ養成学校には笑っちゃう。個人の性癖は確かにその人に足りないピースに基づくかもしれませんよ。でもハニートラップに誰しもが落ちる前提なのが不思議。警戒を解くひとつの方法ではあるかもしれないけど、そればっかりに見えてなんだかね。

ジェニファーローレンスの体当たり演技に免じてこの点数ですが、そこを凌駕するストーリーであって欲しかったと思います。正直中途半端で、彼女のハダカばかり話題になるのも仕方ないかも。

もしかして編集の時点でかなり削られたのかな?