テレザ

レッド・スパローのテレザのレビュー・感想・評価

レッド・スパロー(2017年製作の映画)
3.9
女スパイもの。というとポルノのサブジャンルのようだが、結構ちゃんと骨太なスパイ映画。(でもポルノ要素も骨太。)「冷戦はまだ続ています」そんなことを言うのは常に何者かの敵であり続けることで弱い大国を維持せんとするロシアだけ、とこちらがタカを括っていられる程度に本当に冷えた相手なら良いのだが、彼らはいつでもレッド……、ギラギラと怪しく燃え滾っているぜ。事実プーチンはつい最近もフロリダ(トランプの別荘があるらしい!)に核ミサイルを打ち込むというヤバいイメージ映像を公開したばかり、実に面白い…。この作品はいまもどこかで魅惑のロシア人女スパイが暗躍を続けている、と妄想したい私にはうってつけの映画だった。イイ女がすぎるジェニファー・ローレンスさんがロシア人スパイを熱演したことでグッと妄想がカタチになってしまった。いやー。
注目したのは主人公ドミニカの叔父がそっくりさんレベルでプーチンに激似なこと。ドミニカの母親は出てきても父親については話もされず姿もなかったこと、そして「大統領」は多く口にされても同様に姿を見せなかったこと。ほぼあの叔父がドミニカにとっての父=権力=国を意味されており、最後、その叔父があのようになるということは……、わかりますね。プーチンがこの映画を観て鼻で笑ってるところを見たい。「やれるならやってみろや」と。