柊

レッド・スパローの柊のレビュー・感想・評価

レッド・スパロー(2017年製作の映画)
3.0
アメリカ資本で作るロシアのスパイ映画。
心理戦と女性の武器を最大限に生かした作戦はむしろアメリカ的。アメリカが想像する、ロシアってこんなに怖いよ〜って言わせる作品だね。この時期によくまぁこんなかつての冷戦時代を彷彿とさせるような作品アメリカが作ったなってのが観終わっての最初の感想。もちろんあの手この手の作戦はクオリティ高く映像も凝ってるし、拷問シーンなんて直視したくない出来ですけど、こねくり回しすぎて…複雑化すればいいってもんじゃない。後味が悪すぎる。最後の電話は希望なのかもしれないけど、それでも後味の悪さは払拭できない。
最大のミステイクは、重要人物ジェレミー・アイアンズがロシア人に全く見えない。どこからどう見てもイギリス紳士。そして気になるのは、ジェニファー・ローレンスの相手役っていっつもあんな感じの人だよね。まぁ好みの問題かもしれないけどもさっとして惹かれる要素はどこなんだ?
最近観た作品の中では中の下。
柊