もう少し期待した。アクションもエロも。
ロシアとアメリカのインテリジェンスウォー。
オープニングは、バレエをするジェニファーローレンス。バレリーナになんの知識もないが、ちょっと肉づきがよくすぎないか。
事故でバレリーナの道を閉ざされることになるが、その事故の真実を知って、キレてしまうドミニカ。でもあれはやり過ぎだろと思った。
ワーニャ伯父さんがドミニカをスパイ組織に入れる。ワーニャ伯父さんて、チェーホフかよと思ってにやけた。ロシアでは、メジャーなんだろうけど。
スパイ映画の見どころのひとつは、訓練シーン。この映画は、ひとの欲望を満たすための術を学ぶ。
みんなの前に出て、服を脱げと言われて、動くことができないドミニカ。それに対して、さっさと素っ裸になる男。で、何もないまま、パンツをはく男のシーンはなんだったんだろ。
中盤までの展開が「ニキータ」みたいだった。「ニキータ」の名作だと思ってます。
誘惑と心理操作を学んだドミニカだが、いまひとつその見せ場が少なく感じた。どのあたりが心理戦だったのだろう?
拷問のシーンは苦手だ。でかいピーラーは一番嫌だ。
ちょっと長く感じたが、クライマックスはやられた。伏線だったんだ。なるほど意味のあるシーンだったんだと。多少無理矢理のような気するが。
アメリカがロシアの上手を取っているという都合のいいアメリカ映画だった。