ぶみ

レッド・スパローのぶみのレビュー・感想・評価

レッド・スパロー(2017年製作の映画)
3.5
ジェニファー・ローレンス主演のスパイ映画。
ローレンス演じるバレリーナの主人公が、怪我を負ったことをきっかけに、スパイ(スパロー)の養成学校に送られ、ロシアの諜報員として魑魅魍魎が跋扈する世界に入り込んで行く姿を描く。
スパイ映画ではあるものの、既存のものとは一線を画し、アクションシーンは皆無、主人公の立場の変遷と、それに伴う駆け引きや心理戦が主眼に置かれている。
そのため、ながら見してしまうと、あっという間に置いてきぼりを食らう羽目に。
何より、ローレンスのスパイ然とした立ち振る舞いは、圧巻の一言。
全体的に重い空気が流れているが、映像は美しく、果たして誰が敵で誰が味方なのかを推測したり、主人公の心理描写を楽しむことができる良作。

スパロー、それは国家の美しい武器。
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