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レッド・スパローのsappnoのネタバレレビュー・内容・結末

レッド・スパロー(2017年製作の映画)
2.8

このレビューはネタバレを含みます

ロシア随一のバレエ団、ボリショイのバレリーナとして名を馳せたドミニカだったが、嫉妬に駆られた同僚により怪我を負わされバレリーナ引退を余儀なくされる。母親の治療費を稼ぐため、彼女は叔父の提案により国の諜報活動員「スパロー」として生きることを余儀なくされる。冷戦が続く中、彼女に与えられたミッションは国内のCIAメンバーに近付きロシアとの内通者を聞き出すことであった。やがて、ドミニカは大きな陰謀の渦に飲まれてゆきー。

良かった点
・吐息が常に白く、雪に覆われたモスクワの街が舞台ともあってスパイ映画にありがちな単調さがなくて良かった。陰気くさい感じも、1ミリも救いがない感じも雪がうまくマイルドにしてくれた(気がする)。
・ジェニファーローレンス綺麗!スタイルが人間じゃない。なるほどこーいう役も似合うのかと感心してしまうほどでした。化粧っけなくても美人なのいいなあ。
・ロシアという国の愛国心の強さが凄かった。日本じゃここまでやれないよね。身体も心も国のもの、なんて滅多に言えないよなあ。

微妙な点
・二国の利権が絡み合いすぎてストーリーがうまく消化できず…。冷戦と登場人物のゴタゴタがいっぺんに処理できなくてよく分からない場面多数、って感じ?
・アクション映画になってるけどあんまり戦わないから微妙かな?アトミックブロンドぐらいバカスカやんないしなあ。主人公の狡猾さには感心するけど、謳い文句ほどスパイ活動してなくない??
・スパイの養成学校が気味悪くていちばん胸糞だった、なんじゃありゃ
・結局自分を巻き込んだ叔父貴にやり返すんだけど女主人公には叔父さんが付き物なの???なんなの???(素朴な疑問)
・なんならバレリーナのくだりすらいらない説ありません???お母さん理解ありすぎて謎

以上でした。頭脳戦が好きな人なら楽しいだろうけど、バカスカアクションを期待してた自分にはいまひとつでした…。広大なロシアのスケールと色素の薄い美人が好きな方ならいいかも???
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