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ウエストワールドのがんちゃんのレビュー・感想・評価

ウエストワールド(1973年製作の映画)
4.0
砂漠に建設された巨大テーマパーク「デロス」では1日千ドルで超リアルなコスプレができる。西部開拓時代のエリアでは西部劇のヒーローになりきり、精巧に作られたロボットのガンマンや娼婦を相手に好き放題できるはずだったのだが…。

「デロス」とはかつてギリシャの中心地として栄えたが戦争で衰退していった無人島を指す。
人は過去の時代にロマンを追い求める生き物だが、歴史に敬意を払わず身勝手に振る舞う者は歴史から報復を受ける。なーんかどこかで聞いたことがある設定だよね?
そう、脚本・監督は『ジュラシック・パーク』の原作小説を書いたマイケル・クライトン。VRアトラクションが流行りのこのご時世、さすがに今観ると古臭く感じる設定ではあるがまだまだ楽しめる。なんと最近ドラマリメイク化もされている。

ガンマン406号を演じるユル・ブリンナーが『荒野の7人』と同じ格好で登場するサービスあり。迫力ヤバイ。西部劇好きなウチの親父なら多分遊びに行っちゃうよね。

あと個人的に好きなシーンが冒頭。デロス行きの飛行機で主人公の後ろに座っていた裕福そうな夫婦が到着してすぐに別行動するのに注目。ハメを外したいのは分かるが、2人でディズニーに行ってランドとシーに別れて遊ぶみたいなもんだぞ。

■千ドル払っても行きたいワールドベスト3■
3位:斬り捨て御免のイーストワールド
2位:女子全員から求愛される矢吹ワールド
1位:好きなだけ時を止められるザ・ワールド
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