TAK44マグナム

ウエストワールドのTAK44マグナムのレビュー・感想・評価

ウエストワールド(1973年製作の映画)
3.6
マイケル・クライトンが監督も担当したSF映画です。
突然、ロボットが命令に反抗して人々を殺害するというお話ですが、黒づくめのガンマンロボット(ユル・ブリンナー)がどこまでも主人公を追い詰める姿は、完全にターミネーター。
キャメロンの頭のどこかに本作の事があったしても不思議じゃないし、絶対に影響を与えていると思います。

70年代の古い映画なので、未来世界の描写もチープですが、ユル・ブリンナーの顔を外すと機械がむき出しだったりとか、意外とそれっぽく見えます。

ロボットが客の相手をしてくれるアトラクション施設であるデロスランドが舞台となりますが、これだけの大事件があったにも拘らず、続編となる「未来世界」で再建されているのは驚きです。
もっとも、「未来世界」は本作よりも、もっと俗物的な話で、デロスを再利用する理由もちゃんとあるんですけど、なにしろ映画自体が完全な駄作なので、まあどうでもいいって言えばどうでもいいですね。