ザ・サーティーンス(原題)の作品情報・感想・評価

「ザ・サーティーンス(原題)」に投稿された感想・評価

Michika

Michikaの感想・評価

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今こそ観るべき
2016年で一番の映画だよ。早くみんな目覚めてほしい。
greg

gregの感想・評価

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注目度の低さに驚いています。一応グローリーの監督の最新作です。

"13th"

アメリカ合衆国憲法修正第13条。南北戦争時、エイブラハムリンカーンが奴隷制を永久に禁止することを保証したものとして知られています。

Neither slavery nor involuntary servitude, except as a punishment for crime whereof the party shall have been duly convicted, shall exist within the United States, or any place subject to their jurisdiction.

奴隷制もしくは自発的でない隷属は、アメリカ合衆国内およびその法が及ぶ如何なる場所でも、存在してはならない。ただし犯罪者であって関連する者が正当と認めた場合の罰とするときを除く。

で、よく見てみたら犯罪者は奴隷禁止の抜け穴になってんじゃねぇか!バカヤロウっていうのが今作の趣旨です。

ようは"奴隷制は今も存在する"ということです。刑務所への大量投獄へと形を変えて‥

もちろん今作は来る大統領選挙も視野に入れており、ニヒルな視点でこれを考察しながら一つの希望も見せている。

確かにアメリカという国に興味が無ければどうでもいいと感じるところもあるかもしれない。が、この言葉はどうだろう?

「奴隷制を許していた人は信じられないと人は言う。なぜ昔の人はリンチできたんだ?なぜ人種隔離政策なんかを受け入れていたんだ?当時私がいたら絶対に許さなかっただろう。だが、今も人は差別を許している。」

奴隷制を許していたなんてどうかしてる、っていうことは少なからず思うことじゃないですか。そこを突いて来て胸にささる言葉でした。


ところで、偶然かもしれないがこのドキュメンタリーや、ネイトパーカーのBirth of
a Nation や、ブラピ製作のMoonlight が大統領選挙前の10月に公開されるというのは興味深い。この中からアカデミー賞に入食い込んでくるのは?まあ、僕はLa La Land 、Manchester by the sea 、Billy Lynn's Long Halftime Walk あたりが観たいですけど。もっと言えばGreen Room やHacksaw Ridgeが観たいですけど!いや、アゴのthe Accountant も Live by night もゼメキスのAllied もヴィルヌーブのArrivalも Passengersも the Founderも Rules don't applyも‥‥

このレビューはネタバレを含みます

刑務所ビジネスの実態などはとても興味深く見た。黒人やヒスパニック系の投獄や憲法修正第13条を逆手に取った差別。アジア系はどんな扱いを受けているのか日本人の自分は気になったな。ヒラリー・クリントン、ドナルド・トランプと双方を批判しているが、ヒラリーの犯罪の取り締まりに対する考えの変化を歓迎しているところからもどちらかというとヒラリーを支持している作品になっているのかな。今年は、アメリカでグリフィスの「國民の創世」が悪い形で取り上げられることが多い。ネイト・パーカー監督の「國民の創世」もしっかりチェックしておこう。