園子温作品2本目。
冷たい熱帯魚がアレだったから、見る人選んでまたさらにそこから選ぶんだろうなあと思ってたけど中々どうして。一般的というか普遍的というか。
主人公の家族ってのが世界の超縮図みてえな感じだったのかなあと思ってる。
若い女性がちんぽまんこ連呼する描写に対する我々男の思考は、主人公の家族、世界が作り上げてきた思想なのだと。
けど果たしてそれが本当に思想なのかどうかは微妙なところで。どっちやねん。
思想じゃない、女性が生まれ持ったものだと規定するなら作品全体がより苦く影のかかるものになるなあ。
序盤は時系列やら夢か現実かタイプの描写でミステリチックなのかと思いきや良い方向に裏切られましたねえ。難解だけどスルスル入ってくる。自分でも何を言っているか分からねえが。
別にワタシ野郎だから共感なんてものはしないんだけど一緒に見た女性が上映中「分かる」って90分間ずっと思ってたらしいので、そこに響く作品をオッサンが作れてるって事実に感服。
こりゃ愛のむきだしも見なければだなあ長いけど。
あと1番タイプだったのは熟女にペニバン突っ込んでたエモ女でした。ほらこういうこと考えてるからこういう映画が産まれるんだ。
追記
主演でヌードなってる元AKBの子、好きな映画監督がギャスパーノエとラースフォントリアー。うん。なるほど。納得。