日活ロマンポルノリブート第4弾。DVD鑑賞。
作品が理解できなく、アンチ日本政治(男性政治?)・アンチ日本(男性優位社会)→アンチポルノと考えると、政治・男性優位社会・ポルノへのアンチテーゼと解釈したのだが違うかも。
現実と虚構の移り変わりや、アイデンティティが混乱して虚構と現実が入り交じるシーンは良かったのだが全体的に音が好みでなく、映画にありきたりなクラシック音楽とセリフや効果音が大きいのは如何なものか。監督の混乱そのものな気がしてならない。
筒井真理子は叫び、冨手麻妙は喚く。筒井の猟奇的で鬼気迫る演技は流石で冨手は喚くと叫びを勘違い。力んで叫び散らすことや裸になることを熱演していると勘違いしていることが痛々しい。演技力に差があるのは仕方ないとはいえ大き過ぎるのは作品の根幹が揺らいだ原因に。
総括すると作品に理解と共感はできなかったが、筒井真理子のパワーに圧倒された。