冒頭の部屋の配色は最高に綺麗。
なので期待したのだが…
原色で派手なので、蜷川実花を思い出した。
主演の女の子が下手くそ過ぎて話にならない。
無理して変な奴を演じてるのがわかりやすすぎて見てられない。
と、思ったらワザとだったのか!
それなら逆に上手い!?
でも全然魅力的に思えなかった。
そこはもう致命的に…
あと売女の発音が物凄くオカシイよ…
こういうの気にならないのだろうか?それともこれもワザと?
園子温の意図はとりあえず、このタイトルに全て表れてる。
ポルノではなく、アンチなのだと。
にしても、この程度なのか、園子温。残念だ。
この方向だとデビッドリンチのようなぶっ飛んだものとか、アランレネだとか、なんというかもっと汚くて美しい園子温しか撮れないようなものが見たかった。
あ、でも現実と虚構の境い目がわからなくなる作りはちょっと面白かった。
12モンキーズを思い出した。
その度に立場が逆転するのも良かった。
あとクラシックの使い方も割と好き。