名前はあまり知られていないけど、サイレント期の監督で自分がもっと評価されるべきと考える映画監督の代表作。
というのも、いちいち奥行きの感じられる映像を多用していて、人間が全身映っているカットも多いから、自分の琴線に触れて堪らないのだ。
この作品に関してはちょっと字幕が多かったけど、破滅的なテーマやちゃっちくて逆に味のある夢のシーンも良かったし、実に見応えのある中編となっていた。
サイレント時代の監督だから今更再評価というのも難しいだろうけど、せめてここの彼の項目にもっと作品を追加してほしいとは思う。