エイデン

ミステリアス・アイランドII ノーチラス号の最後のエイデンのネタバレレビュー・内容・結末

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このレビューはネタバレを含みます

財宝の伝説と巨大な怪物が住まう“神秘の島”に流れ着いたサイラス、ネブ、ペンクロフ、ジェーンとその娘ヘレンらは、島を根城に究極の兵器を完成させることで世界平和を実現するという危険なネモ船長と決別し、安全な場所を求めてさまよい歩いていた
その途中 謎の人影を見かけながらも、一行は怪物から身を隠せる洞窟を発見する
そこを住居とし、ようやく落ち着くことができたサイラスは、引きずっていた過去を明かしジェーンと結ばれる
しかし島は火山活動によって間もなく崩壊の危機にあり、あまり猶予は残されていなかった
翌日、食料を調達に出かけていたヘレンは、島の財宝を狙うハーベイ率いる海賊の先遣隊の生き残りブレイクと出会う
ブレイクは親切に食料を分けてくれたヘレンに心を許し、胸につけている黄金のメダルは海賊に狙われると警告するのだった
その頃 ハーベイもまた島に上陸を果たし、財宝を狙って動き始める
そんな折 浜辺を歩いていたジェーンとヘレンは、巨大なカラスに襲われ、ヘレンが連れ去られてしまう
崖の上にある巣に連れ去られたヘレンの窮地を救ったのは、悲鳴を聞いて駆けつけたブレイクと、長年島で生き延びていた男性アサーだった
アサーは8年前、ハーベイに対して反乱を起こしたものの制圧され、島に置き去りにされた元海賊だった
彼はハーベイが再び近づいて来ていると知り、彼の狙いが島の財宝“イザベラの黄金”だと語る
ヘレンが持っているメダルは、ハーベイが持っているもう片方と合わせることで、イザベラの黄金の場所を示す地図となると言う
ますます危険な状況が差し迫り、一行はアサーとブレイクを迎え、島からの脱出を目指すが・・・



ジュール・ヴェルヌの『神秘の島』を原作としたテレビ映画『ミステリアス・アイランド』の後編

前作終盤で現れたネモ船長とのいざこざ、何か『宝島』みたいな展開になってきた海賊とのいざこざ、迫る巨大生物、火山活動による島崩壊のリミットと、首が回らなさそうな問題の数々が主人公達を襲う
実際 展開的には首回ってないけど、結局のところ原作通りの火山噴火オチなので、その辺りは安心感ある

本格的に登場するネモ船長演じるパトリック・スチュワートは画を締めてくれるし、散らかりながらも体裁は保っている
前編と同じくクラシックな作りなので、あまりこれというほどの見どころは無い
というかネモ船長の“ノーチラス号”の活躍がビックリするほど無いので予算の限界まで感じてしまった

総じてこぢんまりとした印象は払拭しきれなかったけど、古き良き雰囲気を楽しむ冒険モノとしてはそこそこな出来だと思う
オススメするほどでは無いけど、原作ファンとか、ディズニーシーとか好きな人は観てみても良いかな
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