hi1oaki

オー・マイ・ゼット!のhi1oakiのレビュー・感想・評価

オー・マイ・ゼット!(2016年製作の映画)
2.9
ゾンビパンデミック沈静化後の地方都市で、久しぶりに出現したゾンビをどうするか…という話。
角田晃広(東京03)を主演に据えていることからも、まぁそういう風に作ってるんだろうなぁとは思うんですが、映画というよりは完全にコントですね。コメディとも違う。台詞回しがコント。
面倒でどうかしてる状況下でひとりだけ正気でオロオロしつつ苛立っているという、まさに東京03での角田晃広。そこは好き。
そんな感じなので、ゴアレベルは低いのかと思ってたら、繰り返し繰り返しの末に意外性の全く無くなった終盤のある出来事あたりから、結構なゴアゴアさが出てくる。それならもっと序盤からゾンビというものをしっかり描けばいいのに。コントならコントとしてスカッとやり切っても良かったのでは? 逆にホラーとしてちゃんとやるならもっと中盤で“今まではコントだったけど、コレはもう笑ってられないぞ”って雰囲気にスパッと切り替えてほしかった。全体的に取って付けたような笑いと怖さのバランスが悪い。
そしてどうでもいいドンデン返しは完全に蛇足かと。そこまで感情移入してないっす。
hi1oaki

hi1oaki